髪バナ

【髪バナ No.20】カラー髪のお手入れについて

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10bURU SALON名物 “ツヤツヤすぎるカラー”ですが、おかげ様で大人気です! そして、こちらのカラーを施術されたお客さまによく聞かれるのが、「このツヤツヤのカラー髪、どうやったら長くキープできますか?」という質問です。そこで、今回は、カラー髪のお手入れについて書いてみますね。

まずは、毎日使うシャンプーから。洗浄力の強いジャンプーはなるべく避けましょう。洗浄力が強いとは、強い界面活性剤を含むということです。タイで販売されている安めのシャンプーは、強い界面活性剤が含まれるものがほとんどです。「タイのシャンプーは泡立ちがスゴイ!」と思ったことはありませんか…?界面活性剤が弱めで、アミノ酸を含んだり、弱酸性のものがオススメです。
タイでは、日系の美容室で売られているシャンプーに、日本ブランドのいいものが結構ありますよ。価格は600〜1,500バーツくらいで、髪のお悩みやダメージに合せて選ぶことができます。ちなみに、URU SALONで、カラー髪のお客さまにオススメしているのmilbonのディーセス ノイ ドゥーエです。しっとり柔らかな洗い上がりです。(シャンプー650B/トリートメント980B)
シャンプー後は必ず乾かすのが重要ですが、ドライヤーやアイロン、コテの高温は避けましょう。熱で、カラー髪が変色しやすくなってしまいます。ドライヤーは必ず髪から離して使い、アイロンなどはできれば160度ぐらいの温度がいいです。たまに210度ぐらいまで温度設定ができるものがあるのですが、そんなに高温はオススメしません。また、ドライヤーの時に冷風を使うのもいいですよ。8~9割乾かしたら、冷風モードに切り替えて仕上げます。開いたキューティクルをしっかり閉じてくれます。洗顔後に冷水ですすぐと、毛穴がきゅっと引き締まるのと同じですね。
そして、外出の時はしっかりと紫外線対策をしましょう。紫外線はカラー髪の中の染料をバラバラに分解する力があるのと、髪を健康に保つタンパク質にダメージを与えます。ツヤがなくなり、乾燥やゴワつきの原因になりますよ。
あと、お手入れではありませんが、カラーの施術時にトリートメントを一緒にすることでカラー染料の流出やダメージを抑えることができます。カラーの発色もよくなるので、一石二鳥ですね! URU SALONでは、この方法でツヤツヤのカラー髪をつくっています。

【髪バナ No.19】トリートメントのおはなし

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今回は、トリートメントの種類について書きたいと思います。タイの日系美容室で、複数のトリートメントメニューを取り揃えているところも多いと思いますが、明確な説明がなく、「とりあえず価格が高い方が、よりダメージ補修効果も持続性もあるのかな」と、ご自分で判断されているお客さまもいらっしゃるかもしれません。しかし、トリートメントは単にダメージを補修するためだけのものではありませんので、髪質や髪ダメージの種類だけでなく、パーマやカラーをしているか、アイロンを毎日使用しているかなどの日々の習慣等も加味した上で、美容師さんと相談しながら選ぶのがおすすめです。
また、トリートメントには、カラーの発色をよくしたり、パーマの持ちをよくしたりという特徴もありますので、カラーやパーマなどと一緒に施術することで、薬剤によるダメージを軽減させる以上の効果が期待されます。
そこで、タイの日系サロンで主に施術されている(と思われる)5種類のトリートメントについて、その特徴を紹介しますね。

(A) ヒートケアトリートメント
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熱系ダメージによく効く、ヒートプロテイン配合のトリートメントです。アイロンやデジタルパーマで硬くなった髪のキシみを、指通りよくやわらかにします。

(B) 内部補修トリートメント
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ダメージ髪を内部から徹底的にケアするトリートメントです。補修成分が髪内部に入ることで、髪の重みが出てしっとり「ストン!!」とした仕上がりに。

(C) 毛髪保護皮膜トリートメント
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さらっと、しっとりした軽い仕上がりで指通りが非常によいです。ダメージ補修よりも指どおりを優先させたい方向け。


(D) 加水分解コラーゲントリートメント

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細い髪の方向きの、徹底した水分補給で潤いが続くトリートメント。保水力が髪の色やみずみずしい質感を持続。潤いながらもベタ付かないのが特徴。

(E) 液晶乳化トリートメント
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スキンケア発想に基づき保湿成分をたっぷりと配合したトリートメントが艶と弾力のあふれた髪に。重くならないので、パーマ毛などにも使いやすいです。

【髪バナ No.18】またまたシャンプーのはなし

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すっかり暑い季節ですね!日中に外出して家に帰ると、汗と皮脂で頭が “ギトッ” とした不快な感じになっているという人も多いと思います。そんな日の、洗髪後の爽快感は格別ですよね。今回は、爽快なシャンプータイムに、ほんのひと手間加えて髪と頭皮のケアもしてしまおう!というおはなしです。

最近のシャンプー事情といえば、髪の悩み別や髪のダメ−ジ別に専用のものが出ていたりと、年々バリエーションが豊かになっていますね。当たり前ですが、値段の高いシャンプーは効果もそれなりにあります。…が、シャンプーにはお金をかけたくないという方も多いと思います。そこで、安いシャンプーでもいいので、混ぜて使うと髪にいいと噂のものを試してみました。手軽なものばかりなので、ぜひ試してみてください!

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まずは、定番の重層です。もちろんフジスーパーでも買えますが、ヴィラやBigCなどで探す時は、英語で “Baking Soda” または “Sodium Bicarbonate” とパッケージに書かれたものが重層です。お菓子の材料などがある棚にあります。「汚れがよく落ちる」「ニオイを抑える」効果があるといわれていますが、やってみた感想として、いつもより汚れが落ちているのは実感できました。重層シャンプーをした日は、時間が経っても、ニオイや頭皮のジメジメ感が感じられませんでした。「抜け毛を予防する」効果もあるそうなので、長期で試したいところです。重層のみで洗う上級者もいらっしゃいますよよね。

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次に炭酸水と混ぜて自家製炭酸シャンプーを作ってみました。こちらは、炭酸が抜けてしまうので、シャンプーする直前に作ってください。炭酸には頭皮の汚れを浮きあがらせる効果があるので、こちらも頭皮スッキリ系でした。髪でなく、頭皮をマッサージするように洗うのがコツです!

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最後に試したのは、蜂蜜です。こちら、髪がしっとりしてツヤが少しでました。実感はできませんでしたが、殺菌・浸透が高まって頭皮を清潔な状態に保つ効果もあるそうです!甘い香りがするのかと思いきや、安シャンプーの香料にかき消されて、香りは特に感じませんでした…。蜂蜜は泡立てた後に混ぜるのがおすすめです!

【髪バナ No.17】縮毛矯正とストレートパーマ

09a本格的な雨季に入りましたね。湿気が多い季節は、変なクセがでたり、髪型が崩れやすかったり…と、髪の悩みが多くなります。URU SALONでも、この時期はストレートパーマを注文するお客さまが一気に増えます。ストレートパーマをかけておくことでクセ毛を扱いやすくしておくのは、この時期ならではですね。今回は、そんなストレートパーマのお話をしたいと思います。

お客さまによく聞かれるご質問のひとつに、「ストレートパーマと縮毛矯正ってどう違うの?」というのがあります。簡単にいうと、ストレートパーマは、薬剤によって髪のタンパク質の結合を切り再結合させるという、カールさせるパーマと同じ仕組みの施術のストレート版となります。縮毛矯正は文字通り、くせ毛を矯正するもので、強い薬剤と熱で髪質を無理矢理変えてしまいます。…当然ですが、それぞれに良い点悪い点があります。

< ストレートパーマ >

  • 縮毛矯正ほどは真っ直ぐにならない
  • ストレートの強さを調整出来るのでアレンジがきく
  • アイロンを使っても使わなくてもよい
  • 縮毛矯正よりダメージが少ない
  • 3-5ヵ月程でストレートの効果が弱まる

< 縮毛矯正 >

  • ストレートパーマよりも真っ直ぐになる
  • 真っ直ぐになり過ぎるので、ヘアスタイルが選べない
  • アイロンを使わなければならない
  • ストレートパーマよりもダメージが強い
  • 半永久的に直毛が持続

ちなみに、URU SALONでは髪へのダメージを考え、縮毛矯正は取り扱っておりません。ストレートパーマは3種類の薬剤から、お客さまに合わせたものを選びます。仕上がりが自然なため、ロングからショートまで自在にデザインできます。

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最近は、ストレートパーマでも、アイロンを使ってより真っ直ぐなストレートにできるようになりましたし、縮毛矯正は、昔よりダメージが少なくなりました。自分の髪の状態や、理想の髪型などをよく美容師さんに相談しながら、どちらがいいか決めてくださいね。

【髪バナ No.16】天然シャンプーあれこれ

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今回はシャンプーのお話をしたいと思います。

私たちが毎日何気なく使っている、現在のような”シャンプー”が登場するまでは、洗髪料として様々なものが使われてきました。
古代の日本では、米のとぎ汁や、灰汁などが使われていました。その後、江戸時代になると、フノリやうどん粉、ムクノキの皮を煎じたもの、茶の実や椿油の絞り粕などが使われていたようです。明治時代には、火山灰や白土にかまどや火鉢の灰を混ぜた“洗髪粉”と呼ばれるものが販売され、その後、大正から昭和初期にかけて固形のシャンプーが発売されるようになってから、シャンプーという言葉が一般化したそうです。今でも髪に良いとされて知名度のある椿油以外は、何だかなじみのないものばかりですね。

タイにも天然素材を使ったシャンプーやヘアケア方法が沢山あります。今でもおなじみでよく使われているものをいくつか挙げてみますね。

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まずは、アンチャンと呼ばれるマメ科の植物の花です。こちら、タイの伝統医学では、心疾患、脳血管障害、高脂血症等に用いられているすごいハーブなんです!アンチャンのシャンプーは白髪や抜け毛を予防し、頭皮の血行を促進するとされています。タイ人の間では“髪が黒く、濃くなる”シャンプーとして有名です。URU SALONに来られる日本人のお客さまでも、アンチャンシャンプーを愛用されている方が結構おられますよ。
また、トリートメント効果のある、コブみかんもよく知られていますね。コブみかんの皮を頭皮にこすりつけるようにマッサージすることで、抜け毛を予防、血行・育毛を促進し、髪にツヤを与えます。

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他には何かないかな…?とブレズ薬局さんにていろいろと見せていただきました。定番のアンチャンシャンプーやコブみかんシャンプーだけでなく、いろんな種類がありますね。しかも安い!髪を強くして頭皮を清潔に保ち、フケやかゆみを予防する、生姜シャンプーなんていうのもあるんですね。
せっかくタイにいるので、タイならではの天然素材を使ったシャンプー、1度は使ってみたいですね。パッケージがタイ語で不安な方は、日本語が話せるスタッフのいるブレズ薬局さんで色々聞いてみてください!