髪バナ

【髪バナ No.40】

No.40  ストレートパーマの注意点
(arche+ 06月号 掲載のコラム 『髪バナ』より)

雨季に入り、湿度も上がってムシムシする毎日。湿気で髪型の悩みが増えるというクセ毛さんには、嫌な季節の到来ですね。URU SALONでは、ストレートパーマを注文されるお客さまが増えてきました。
ストレートをされるお客さまの髪のクセはそれぞれです。強いパーマのようなクセ毛、一見ストレートだけど、湿度でフワフワしてくるクセ毛、生え際だけのクセ毛、髪が縦に捻じれているクセ毛…etc。色々なタイプのお悩みがあります。

髪を常にいい状態にしたいと、頻繁にストレートパーマをしているという方がいらっしゃいます。…が、ストレートパーマは一般的に薬が強いため、経験豊富なスタイリストが気をつけて施術をしないと取り返しのつかないダメージを負ってしまうことになります。実際に、かなりのダメージを負ってしまった状態でURU SALONに駆け込まれるお客さまも少なくありません。
ストレートパーマを施術される場合の注意点として、まず、なるべく期間を空けましょう。ストレートパーマは基本リタッチになりますが、新生毛のみに薬剤をつけるのは不可能に近く、どうしても1cmから2cmオーバーラップしてしまいます。ですから、クセの強い方でも、最低3ヶ月から6ヶ月は空けることをオススメします。なるべく期間を空けて施術すると、ダメージが軽減されます。
次に薬の強さですが、クセの種類 、ダメージレベル、髪の長さ、髪型をトータルで見ながら、薬剤の強さと施術方法をきちんと選択してくれる美容師さんを選びましょう。薬剤を使用する以上、どうしても髪を傷めてしまいます。それをわかった上で、最低限の強さ、量の薬を使用してもらいましょう。髪の長さや髪型によっては、ストレートにしなくてもいい部分が出てきます。(ショートボブとボブの場合、襟足をストレートにし過ぎると跳ねます。ロングの場合、頭のはち上だけの「部分ストレート」で、十分髪が落ち着く場合も多いです)
ストレートパーマや縮毛矯正が出始めた頃は、いかに真っ直ぐに伸ばすかが主流でしたが、徐々にダメージの軽減に重点が置かれるようになり、今では、いかに自分のクセを活かしたストレートパーマをするかが主流になっています。まさに、オーダーメイドのストレートパーマが求められる時代なんですね。

【髪バナ No.39】トレンドのパーマヘア

No.39  トレンドのパーマヘア
(arche+ 05月号 掲載のコラム 『髪バナ』より)

コラーゲン配合で新しくなったエステパーマ、おかげさまで沢山のお客さまにご注文いただいております!そこで今回は、2018年夏のトレンドパーマヘアについてご紹介しようと思います。

パーマヘアといえば、一般的に「髪にボリュームが出にくい方や、動きが欲しい方」のための施術というイメージが強いですが、朝のスタイリングが上手く行かない方や苦手な方、髪を結ぶことが多い方などにもオススメですよ。
髪ボリュームが出にくい方は、パーマでトップやサイドにボリュームを作っておくことで、トレンドの「ひし形シルエット」を作りやすく、朝のスタイリングが楽になります。日常的にコテやアイロンで髪を巻く方は、パーマが良いベースになり、髪が巻きやすくなります。そして、髪を毎日結ぶ方は、パーマで根元にボリュームを出しておくことで、結んでも頭の形が綺麗に見え、ふんわりした「今っぽいまとめ髪」を簡単に作ることができるので、何かと利点が多いです!
また、紫外線対策やおしゃれで帽子をよくかぶる方も多いと思います。ハットや、ツバの大きな帽子にはゆるフワ系パーマ、キャップやサンバイザーなどには外ハネパーマがよく似合います。パーマは、ご自分のライフスタイルやファッションに合わせて、髪のベースの状態を色々と変えることができる便利なツールになりますね。

「パーマをやってみたいけど、出来上がりの雰囲気が想像できない…」という方は、スタイストに相談して、コテで巻きながら仕上がりの雰囲気を再現してもらうのもいいですね。遠慮なくリクエストしてみましょう!
今年のトレンドヘアは、下のURU SALONの広告モデルさんのスタイルのような、ボブに外ハネを少し混ぜた動きのあるパーマヘアが人気です。今の暑い気候にもぴったりですね!

【髪バナ No.38】肌色に似合うカラー選び

No.38  肌色に合うヘアカラー選び
(arche+ 04月号 掲載のコラム 『髪バナ』より)

今回は、肌色に似合うヘアカラーについてお話しします。

髪色やコスメの色、着ている洋服の色が「なんか自分にしっくりきていない…」と感じることはありませんか?これは、自分の肌色に合わない色を無意識に身につけてしまっているからかもしれません。人の肌にはイエローベース、ブルーベースと、大きく2つの肌色タイプがあります。あなたはどちらでしょうか?
イエローベースは、黄色いフィルターをかけたような、黄色みを帯びた温かみのあるイメージの肌色。ブルーベースは、青色のフィルターをかけたような、青色みを帯びた、涼しげで爽やかな肌色です。URU SALONでは、カラーする際、肌色や髪、顔のタイプをみてパーソナルに診断し施術します。

今回のモデルさんはイエローベースのオータムさん。おちついた深い色のヘアカラーが似合うはずなのに、タイの紫外線で髪色が黄色く退色しています。今回は、URU SALONのヒアルロン酸たっぷり「つやつやカラー」で、深みのあるマットなリッチモカブラウンをミックスさせました。ヘアカラーを肌色に合わせることで、血色がよくみえますね。

【髪バナ No.37】ツヤ感重視のパーマアレンジ

No.37  ツヤ感重視のパーマアレンジ
(arche+ 03月号 掲載のコラム 『髪バナ』より)

今回も、前回に引き続きパーマのお話をしたいと思います!

前回はURU SALONの“エステパーマ” について、普通のパーマとどう違うのか、それぞれの特徴を書いてみました。パーマは、かければ完了というわけではなく、そのカールを活かした毎日のスタイリングがとても重要となります。今回は、エステパーマを活かしてできる、トレンドスタイルのご提案をしますね。
今の日本のトレンドは、何といっても、“質感 & ニュアンス”です。パーマスタイルでもパサっとしない、ツヤ感のある仕上がりが大切です。パーマといえば、施術後時間が経つにつれ、「髪がパサついてくるのはどうしても避けられない!」と思い込んでいらっしゃる方も多いと思います。その点、エステパーマは、ナノ化されたスチームを使って水分補給をしますので、パーマなのにプルリとした柔らかいツヤのある仕上がりとなり、その質感が持続します。
そこで、先日実際に来店されたお客さまにモデルになっていただき、実際にエステパーマを体験してもらいました!

パーマのスタイリングのコツは、髪質やスタイルに合わせて、ツヤ出しのスタイリング剤をうまく使うことです。オススメは、洗い流さないタイプのオイルトリートメントや、シアバターなどの天然油脂でできたワックス、仕上げにサッと一振りでツヤの出る、ズボラさんにも簡単なツヤ出しスプレーの3点です。「使い方がわからない!」という方は、担当の美容師さんに相談してみましょう!

【髪バナ No.36】エステパーマって何ですか?

No.36  エステパーマって何ですか?
(arche+ 02月号 掲載のコラム 『髪バナ』より)

今回は、パーマについてご紹介しようと思います。パーマというと、通常のパーマからデジタルパーマまで種類も多く、また美容室によって使用する薬剤も様々ですよすね。それぞれには必ず長所・短所がありますので、美容師さんと相談しながら、自分に合った方法を選びましょう!
ちなみに、URU SALONのパーマは“エステパーマ” というのですが、よくお客さまに「普通のパーマと何が違うんですか?」と聞かれます。簡単に説明すると、一般的な普通のパーマ(コールドパーマといいます)に、1つ工程を加えることで、髪に優しい弱めの薬剤でもカールをきっちり出すことのできるパーマを、URU SALONでは“エステパーマ” と呼んでいます。
コールドパーマとは、室温での薬剤反応を利用してカールを作るパーマです。髪が濡れている状態でロッドを巻きつけて形を作ります。このパーマは、髪が濡れているときにウェーブが強く出て、乾かすとウェーブが緩くなるという特徴がありますので、髪が少し濡れた状態でムース等をつけて仕上げるのに向いています。
エステパーマは、コールドパーマの工程で、薬剤の1剤をすすいだ後、2剤をつける前に、ロッド等を巻いた状態でスチーマーをあてながら放置することによって、薬剤によって切断されてできた髪内部の不必要な歪みを解消することができます。この工程を加えることによって、通常のコールドパーマよりも乾燥時のウェーブが緩くなりにくく、弾力のあるカールができます。さらにナノ化されたスチーマーを使って水分補給をしますので、薬剤の髪への浸透を早めるだけでなく、髪にかかる負担を減らすことで、ぷるりとした柔らかいツヤのある仕上がりになります。ただ、エステパーマも髪が濡れている状態がもっともカールが再現されやすいので、頭皮をしっかり乾かし、毛先は少し湿らせた状態でシアバターワックスやホールド力のあるスタイリング剤をつけて仕上げるのがポイントになります。

デジタルパーマほど長期間の持続はしないパーマですが、髪を傷めず自然でありながら、お手入れが楽で、今のトレンドに合わせやすいのが特徴です!