髪バナ

【髪バナ No.5】ストレートパーマのお話

kamibana1

朝夕に天気の崩れやすい、本格的な雨季に突入しましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?日本の梅雨もそうですが、この時期になるとブルーな気持ちになるクセ毛の方も多いのではないでしょうか。きれいにブローしても湿気で変なクセが…というお悩みはよく聞きます。今回はそんな皆さんへおすすめの、ストレートパーマについてお話したいと思います。

クセ毛でお悩みの方の中には、ストレートパーマよりも縮毛矯正を選ばれる方もいらっしゃいます。どちらの方が髪を傷めるかという話は抜きにして、単純にどこが違うかというと、『単純明快、とにかくまっすぐにのばす』という縮毛矯正と、『まっすぐ度合いは縮毛矯正に敵わないけど、お好みで色々なのばし方ができる』というストレートパーマの違いです。
先日、縮毛矯正からストレートパーマにされたお客さまの髪の写真がわかりやすいですね(写真下)。みごとに自然なストレートになりました!
また、ストレートの場合、部分的にパーマをかけることもできます。前髪からこめかみのあたりのクセを何とかしたい方の前髪ストレートパーマや、髪の部分的なボリューム調整のためのストレートパーマなど、お客さまのご要望に合せたパーマデザインが可能です。パーマとストレートパーマを、全体にかけたり部分的に取り入れたり、強くかけたり弱くかけたりと色々駆使することで、髪質のコンプレックスをカバーしつつ、理想のヘアスタイルを作ることができますよ。雨季の湿気でも髪のお手入れがグンと楽になるストレートパーマ、皆さんもぜひお試しください。

kamibana2

5ヵ月前に縮毛矯正をしたので、毛先はまっすぐシャキンとなっていますが、伸びた根元はクセが出てきています。ストレートパーマで、まずは根元のクセをのばしました。次に、(不自然にシャキンとのびた)毛先にもう少し自然な柔らかさを出したかったので、毛先の方にも柔らかめのストレート薬剤を軽くなじませ、毛先まで自然なストレートヘアの完成です!
kamibana3

【髪バナ No.4】トリートメントのお話

kamibana_4A

今回は、お客さまによく質問されるURU SALONのトリートメントについてお話ししたいと思います!
URU SALONには カットやカラー、パーマのついでに手軽にできるトリートメントから、髪の奥深くにしっかりと栄養を届ける深刻なダメージヘア用トリートメントまで、お客さまの髪に合せた施術をさせていただいています。 “髪に合せた” というのは具体的にどのようなものなのか、と疑問に思われている方が結構いらっしゃるので、ダメージによってトリートメントをどう変えているのか、仕上がりはどう違うのか、例を挙げて説明しますね。

kamibana_4B

kamibana_4D
カラーによるダメージがあるのと、外出時の紫外線で毛先のキューティクルが剥がれやすくなっています。まずトリートメントで髪の中の脂分を補うことで内部から潤いを出し、そして髪の手触りをよくするために髪の表面に疑似キューティクルを作り、指通りをよくしました。髪一本一本をコーティングするので、栄養はたっぷり入っているんですが、仕上がりはサラッとなります!

kamibana_4C

kamibana_4E
ハイトーンのカラーによるダメージがあるのと、カットの際、毛先を中心に軽くしてあるので毛先がパサつきやすくなっています。トリートメントは、しっとりとまとまるタイプのものを使用して、より多くの水分を髪に閉じこめることで内部から髪を補修し、さらに表面のキューティクル結合を補強することでしっとりとした質感に仕上げました。髪に弾力とハリがでるので、クセも納まります!

【髪バナ No.3】髪の紫外線対策

kamibana_3A

こんにちは。ソンクラーンが終わり、少しずつ雨季に入っているようですが、まだまだ暑い日が続きますね。タイでも紫外線が一番強いこの時期、お肌だけでなく、髪の紫外線対策もバッチリでしょうか…? 今回は、髪の紫外線対策についてお話します。

タイの紫外線の強さは日本の3倍とも言われています。当然、外出時には皆さん顔に日焼け止めを塗って紫外線対策をされていると思います。では、髪の方はいかがでしょうか…?実際には、角度的にも紫外線をもろに受けるのは顔よりも髪なのですが、皆さんその辺のケアを忘れがちではないでしょうか。
では、紫外線は髪にどういう悪影響を及ぼすかというお話をしましょう。紫外線にはUV-A波とUV-B波があり、UV-Aは日焼けどめなどのPA値、UV-BはSPF値が高い程カットされるといえばわかりやすいでしょうか。UV-Aは毛の内部にあるメラニンを分解してしまうので、髪を赤茶っぽくしてしまいます。UV-Bは髪のタンパク質を分解してしまうので、キューティクルがダメ―ジを受け、乾燥し、枝毛・切れ毛・裂け毛などの原因になります。
UV対策を怠ると、髪はパサパサになり、色が抜けでしまうので、いくらお化粧をがんばっても “何となく怠ってる感” というのが出てしまうかもしれません…

では、髪の紫外線対策は…?

一番の対策は髪を紫外線にさらさないことです! 帽子をかぶったり、日傘をさして髪を守りましょう。帽子は紫外線を吸収しない淡い色を選ぶことをおすすめします。
直接髪を守る方法としては、洗い流さないタイプのUVカットトリートメントや、髪にさっとかけられるUVカットスプレーがおすすめです。URU SALONではUVカットスプレーを取り扱っていますが、手軽さが受けてものすごい人気です!
kamibana_3B
スプレーの良さは、女性・男性・お子さん問わず使える手軽さと、頭皮についた分はそのまま頭皮の紫外線対策になるという一石二鳥なところでしょうか。(もちろん、頭皮にも優しい成分でできています!) ただ、汗でとれてしまうので、屋外で運動をされる方は4-5時間でつけ直す必要がありますが、シャンプーで簡単に落ちるので髪に負担をかけません。
ゴルフをされる男性にもおすすめです。
日々の少しの対策で、髪を守りましょうね!

【髪バナ No.2】髪のダメージとCMCについて

kamibana_2A

第2回目の今回は、髪のダメージについてお話させていただきます。
ダメージヘアは、特に女性の方のお悩みの一つだと思います。髪を一度も染めたこともパーマをかけたこともない方は別ですが、1度でもそういった薬剤での施術を行うと、髪に少なからずダメージを与えてしまうことになります。髪がダメージを受けるということはどういうことか、まずはそこから簡単に説明しましょう。

kamibana_2B
私たちの髪は、タンパク質85%・水分11〜13%・脂分3〜5%の割合でできています。このバランスが崩れるとダメージヘアになってしまうのです。髪の外側を覆っている部分をキューティクルといいますが、カラー施術の場合は、薬剤によりこちらのキューティクルが開いた状態になり、髪の内部の脂分であるCMC※1などが流れ出てしまうことでバランスを崩してしまいます。パーマ施術の場合は、薬剤によって、髪の内部のタンパク質を減少させてしまうことでバランスを崩します。

ダメージを受けた髪を救う方法としてトリートメントがありますが、今までのトリートメントはタンパク質のみ補うものがほとんどで、それだけでは髪の内部の成分バランスが戻らず、健康な髪を維持するのは難しいことでした。しかし、最近はCMCも一緒に補完することのできるトリートメントが登場し、薬剤を使った施術を受けながらも、理想的な美髪を維持できるようになりました。ヘア剤の進歩ってすごいですね!
ちなみに、CMCの欠落した髪は、カラーをした場合は、発色の低下、染まりムラや色持ちの低下を引き起こし、パーマをしてもカールが出にくかったり、カールがだれてしまいます。髪質は、乾燥してパサつき、弾力やツヤの低下、指通りの悪化を引き起こしてしまいます。
URU SALONでは、「常にCMC補給!」をモットーに、トリートメント以外の施術の際も、常に髪にCMCを補完しながらカラーやパーマなどの薬剤を使用しています。そうすることで、仕上がりの指通りが全然変わってくるんですよ。

今回は髪のダメージと“CMCの補完” という新しいケア方法をご紹介しました。美しい髪は内部から。じっくりケアしましょう!

【髪バナ No.1】アルガンオイルでヘアケア

kamibana_1A

こんにちは。URU SALONのスタイリスト布施といいます。皆さまにご愛顧いただきました連載コラム『髪バナ』は、なぎささんの本帰国に伴い、先月で終了となりました。今月からは『髪バナ2』として新しいスタイルで始めさせていただきます。こちらの『髪バナ2』では、URU SALONのスタッフが交代で、髪のあれこれ話をさせていただきます。引き続きお付き合いいただけましたら幸いです。

さて、第一回目は、大ブームのアルガンオイルについてお話ししたいと思います。というのも、URU SALONで今月からアルガンオイルを使ったメニューを始めるのですが、実験段階でいろいろな人の髪をアルガンオイルで実際にケアしてみて、その効果に驚いたからです。
ご存知の方も多いと思うのですが、アルガンオイルは、モロッコの一部でしか生育していないアルガンツリーから採れる貴重なオイルで、現地では古くから、健康や医療の目的での精製がおこなわれていました。アンチエイジング効果があるとされるビタミンEやオレイン酸が多く含まれているということで、万能美容オイルとして近年注目が高まっています。顔をはじめ、全身のトータルケアができるこのオイル、もちろん髪にもとても良いんです。
アルガンオイルには保湿や細胞を活性化させる作用がありますので、ヘアケアに利用することによって、枝毛、切れ毛、パサつきを防止し、髪の毛の状態を改善してくれます。

kamibana_1B
使い方は、シャンプー、タオルドライ後に、手のひらにのばしたアルガンオイルを髪の傷みの気になる部分から全体になじませ、通常どおりドライヤーで乾かすだけです。ドライヤーの熱からも髪を守ってくれるので、髪にはいいことずくめですね。
もちろん頭皮ケアにも使えます。頭皮に使う場合は、オイルを頭皮全体に数滴たらし、指の腹でやさしくマッサージします。こちらはシャンプー前にやることでシャンプー時に汚れが落ちやすくなります。

URU SALONでは特に貴重なオーガニックのアルガンオイルのみを使用したオリジナルのトリートメントを作りました。パサつきを防止し、ツヤ感、指どおりをアップさせることはもちろん、カラーと一緒に使用することで色味をキレイに出したり、パーマと一緒に使用することでカールにハリを持たせる効果もあるんです。ぜひお試しくださいね。