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タイのオーガニックシャンプー

髪にも良いことでおなじみの「コブミカンを使ってオーガニックアロマをしてみよう!」と、店長が思い立ち、市場でコブミカンを大量に買ってきたので、URU SALONは期間限定で柑橘系のいい香りがしています(^ ^)
その模様がこちら…

買ってきたコブミカンを絞って、アロマで炊いてます。完全なオーガニックなので、使えるのは1ヵ月くらいですかね。

そうそう、オーガニックといえば…
タイに来て僕がすごく気になっているのが、「私はオーガニックのシャンプー使っているのですが、なんかキシキシして微妙です…」とおっしゃるお客さまが結構いらっしゃるということです。
オーガニックなのにどうしてキシキシになるのでしょうか?髪が傷んでいるのでしょうか…??

タイにはオーガニックと謳っているシャンプーが沢山あります。ココナッツや、フルーツなどの原料大国ですからね(^ ^)
そして一本70Bとか100Bといった、すごく安いオーガニックシャンプーもあります。

しかし、どれも、どうしてこんなに “期待値以下” なのでしょうか…?
シャンプーソムリエの僕がタイに来てちょうど1年が経ちましたので、「そろそろブログで言うときが来た!」(笑)と思いましたので、今回はタイのオーガニックシャンプーの解説をしようと思います。

まず、世間では “オーガニック” というフレーズがかなりヒットするようになりましたね。しかし、オーガニックシャンプーと名乗るのには明確な定義がございません。
ですから、“オーガニックシャンプー” として売られているものが、オーガニックの成分がほんの少しだけ入っていて、更に、髪の毛の栄養になるかも定かではない、フルーツや植物の汁やオイルを微量入れただけの原価の安いシャンプーである可能性もあります。

「使ってみて、キシキシする」
「髪の毛が傷んでいる気がする」

そう感じるようなら、そのオーガニックシャンプーは髪の毛にデメリットを与えているかもしれません。

例えば、“アルガンオイル” や “ホホバオイル” といった、髪の毛に直接つけるタイプのオーガニックオイルは、髪を直接綺麗にしますし、コーティングして毛を守ります。
では、シャンプーにとってのオーガニックには何のメリットがあるのでしょうか…?
先ほどのようなオーガニック原料は、髪のコーティングやツヤ出し、スタイリングに効果を発揮することがありますが、頭皮と髪を洗うシャンプーに、絶大な効果を発揮したケースは実はまだ聞いた事がありません…
オーガニックを追求した高価なシャンプーでも、指通りや泡立ちが悪いものが多いです。

オーガニックのシャンプーで評判がいいシャンプーのほとんどが、完全オーガニックではなく、髪の毛に良い非オーガニック成分を多く含むものです。
お客さまからもよく “ノンシリコン” “オーガニック” “ボタニカル” のシャンプー全部使ったけど、なんかイマイチだった。と聞くことが多いです。

実際には、この3つの流行りのキーワードが、良いシャンプーのためのキーワードではないことが多く、良いシャンプーかどうかには、あまり関係ないのかもしれません…

もし、「ある程度のコストを使ってでも、髪にいいシャンプーを使いたい!」という場合は、美容師さんに “頭皮と髪質” と “ヘアスタイル” 、“髪色” を見てもらった上で、自分に本当に合うシャンプーを勧めてもらうのが一番いいのかなぁと思っています。

髪型だけでなく、毎日のシャンプー、ヘアケア、そして頭皮ケア、気になっている髪の悩み等、ぜひお気軽にご相談くださいね。

浴衣に合うアレンジヘア

2017年も残り1ヶ月となりました。12月はクリスマスに忘年会にイベントがたくさんありますね!
12月16日には2年に一度の盆踊り大会がナショナルスタジアムで、開催されるみたいです(^ ^)日本人としてテンションが上がりますね〜

盆踊りには浴衣を着て出かける方もいらっしゃるんじゃないかと思い、少し小ネタを書いてみることにしました。
題して…
『ヘアアレンジで、簡単に今流行りのゆるふわを作るコツ☆』です!

とにかく、大事なのはベースです。
ゆるふわ…とか、小慣れてる感じ…を出すには本当に何もしていないわけではなく、髪の土台が鍵となります。
まずはドライヤー。しっかりと根元を起こして、全体的に空気感が出るようにします。特にトップでボリュームが欲しいところは、しっかりと起こしながら乾かしてあげるとよいです(写真①)

ヘアアレンジをする時は、事前にアイロンやコテを使って巻いてあげると、よりまとめやすくなります。ここで欠かせないのがヘアワックス!中間~毛先にくしゅくしゅともみこむようにつけ、頭皮にワックスがつかないように、根元近くから毛を起こすように全体につけていきます(写真②)

これができればもう80%くらいは完成に近いてます!
あとは、youtubeや雑誌などにでもよく見る “くるりんぱ” をしたり、髪をねじったりしてアレンジしていきます。
ゆるふわ感を出すために、前髪の両端と、もみあげの1センチくらいをおくれ毛として出してあげて、コテで巻くととてもいい感じになりますよ。あとは指先で細く全体の髪の毛をほぐしていく…これはとてもバランス感が重要になりますが鏡を見て試してみてください(^ ^) 最後に、スプレーで固定して完成です。

さて、一年も締めくくりになってきましたね。
私はこの一年色んな事に挑戦できて、勉強できて充実した年でした。
URU SALONで出会えたお客様と、とても濃い時間を共有できたと思っております。

【髪バナ No.33】セットがうまくできないのはなぜ?

No.33  セットがうまくできないのはなぜ?
(arche+ 11月号 掲載のコラム 『髪バナ』より)

今回は、自宅での髪のセットについて書いてみたいと思います。
URU SALONでもよく聞くお客さまの声に、「サロンで美容師さんにセットしてもらうとキレイに決まるのに、自分では再現できない」というのがあります。この理由は何でしょうか?「それは、美容師さんがプロだからでしょ!」とお考えの方が多いように思います。でも、これは間違いで、原因は『髪の乾かし方』にあるのです。ですから、この乾かし方さえ学べば、ご自宅でもサロン帰りのようなセットができるようになりますよ! 必要な道具はドライヤーとブラシです。

1.髪を根元から完全に乾かす
様々な髪質の方がいらっしゃいますが、髪を乾かす上での 基本は、 最初に髪の根元を乾かすことです。根元を乾かすようにドライヤーをあてると、毛先も自然と乾きます。毛先の方が先に乾いてしまった状態で根元を乾かすと、髪が乾きすぎてパサパサになってしまいます。また、ボリュームが出やすい人、癖があって膨らむ人は、不自然に引っ張りながら乾かすことをしがちですが、まずは自然に乾かしましょう。

2.髪を根元から立ち上げる
根元部分が乾いたら、ドライヤーの風を根元にあてながら、ブラシで毛の向きに逆らうように髪を梳かしていきます。そうすると、髪が毛穴から自然に立ち上がります。イメージ的には毛が地肌と垂直になるように起こしてあげる感じです。この時、髪の量が多い人などは髪がボワッと膨らんでしまいますが、気にしないでください。

3.毛先の方をブローして全体を整える
これで、生え際の癖が取れ、前髪にも自然な立ち上がりがつきます。その後は、髪をまとめるように毛先を軽くブローし、アイロンやワックスでスタイリングをすればサロン帰りのような髪になります。
また、面倒くさがり屋さんや、ショートカットの方は、下を向きながらドライヤーをあてることで、12のステップを同時に行うことができますよ!

12が終わった状態で寝て、3は朝起きてからでも大丈夫です。根元を完全に乾かし、毛を立ち上がらせた状態にしておくのが重要です。

ロイクラトンはいかがでしたか?

こんにちは。バンコク トンロー日系美容院ウルサロンのレセプションyumiです。

先日、息子を誘ってロイクラトンに行ってきました。ロイクラトンとは毎年11月の満月の日に行われるタイの代表的なお祭りです。
タイでは恋人同士で行くイベントでもあるようですね♡

バナナの葉などで作った蓮の花や船の形をした灯篭を川に浮かべることで、川の恵みに感謝、精霊にお祈りをし自身の不幸や災いを洗い流し魂を清めるというお祭りです。最近はカトン(灯篭)のゴミ問題から、自然に優しいお花やお芋、パン、お菓子などでで出来たものが多いですね。お魚が食べたりするんでしょうね。

北部の方ではコムローイと呼ばれるランタン(熱気球)を夜空に放つイベントが有名でよく知られていますよね。
ランタンを一斉に空に打ち上げる様子は壮観で、息をのむほどの美しさでしょうね~。あの有名なディズニーアニメ「塔の上のラプンツェル」のモデルになったことでも有名ですね。
わたしも機会があればいつか観に行きたいです。

皆さまはロイクラトン、どう過ごされましたか?(^ ^)

【髪バナ No.32】ダメージヘアは蘇る?②

No.31  ダメージヘアは蘇る?②
(arche+ 10月号 掲載のコラム 『髪バナ』より)

今回は、ヘアカラーにまつわるあれこれを書いてみたいと思います。

日本人の髪型はここのところ “外国人風” がずっとトレンドになっていますね。外国人風のゆるふわクセ毛をパーマで再現したり、アイロンやカーラーでふんわりとした前髪を作ったり…と、日本人の “外国人風” への追求はすごいです。ヘアカラーも、今年は外国人風のカラーがトレンドです。どういうものかというと、アジア人独特の髪の赤みを抑えた上でカラーを入れるというもので、透明感のある、ナチュラルな外国人風髪色ができるのです。

私が日本にいた時に勤務していた表参道のサロンでは、『カラーリスト』というポジションにいました。毎日何人ものカラーをしていて出てくる、「こういう色があればなぁ」という色を自分で調合して作り、「いい色のレシピができた!」と思って使っていると、半年〜1年後、その色が正式にメーカーから販売される…ということが何度かあり、「流行が追いついた!」と、得意げになっていたのを思い出します(笑)。
場所柄、お店には芸能人のお客さまも沢山いらっしゃいましたが、カラーリストとして、ある大物女優の旦那さんのカラーを担当する時が一番神経を使いました。その方は、カラーをした際に、頭皮にカラー剤が付着することを嫌っていましたので、帰宅後に奥様である女優さんが頭皮をくまなくチェックするのです。ほんの1mmでもカラーが付いていると、ものすごいクレームが入るので、“髪の根元まで完璧に染めつつ、頭皮には一切薬剤をつけない” 塗り方がとても上達しました。今となってはいい思い出です。
この塗り方を “ゼロタッチ(またはゼロ塗布)” といい、コームを使って、根元から綺麗にカラー剤を付けます。肌荒れや敏感肌でヘアカラーを諦めている方、またはかぶれやすいという方にもオススメです。ただ、この塗り方には技術が必要なため、かなりの練習と時間がかかり、やらない美容室が多いです。URU SALONでは、スタイリストだけでなく、アシスタントもこの技術を持っていますので、カラー剤との相性でお悩みの方は、ぜひご相談くださいね。

ダメージヘアは蘇る?①』はこちら!