トリートメント

新しいトリートメントのおはなし

現在、URU SALONでは新しいトリートメントを来年に向けて開発中です。今回は、その内容を少しだけ紹介しようと思います!

まず、髪の毛は大きく3つの主要成分から成り立っています。『水・脂質・たんぱく質』の3つです。
お肌と一緒で、それぞれが色んな役割を持っているので、どれかが偏ってしまってはトリートメントをしても思い通りの仕上がりにはなりません。

  1.  水(水分)
    髪の毛に潤いを保つ。パーマやカラーの薬剤を浸透させる。
  2. 脂質(CMC)
    髪の中の様々な物質を繋いでいる接着剤。水分の出入りをコントロールしたり、パーマやカラー等の薬剤の通り道。
  3. たんぱく質(ケラチン)
    毛髪の80~90%がたんぱく質でできていて、毛髪そのものを形成するとても重要な成分。

この3つの主要成分を補修しつつ施術をすることで、カラーやパーマ、ストレートを最小限のダメージできれいにきめることが可能になります。URU SALONで開発中のトリートメントの原理は、簡単に説明するとこういったものになります!
さらに、お客さまの髪質に合わせたトリートメントを、スタイリストがひとつひとつ選びますので、今までにないほどツル美髪になりますよ。
来年から登場するので楽しみにしていてください!

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12月に入って、タイも朝夕涼しくなってきましたね。乾燥も気になる季節になってきました。
乾燥すると、特に髪の毛の脂質部分が抜けやすくなってきますので、洗い流すタイプのトリートメント、洗い流さないタイプのトリートメントを上手に使って髪の毛を乾燥から守りましょう ^ ^

乾季の乾燥髪にはこれ !

だんだんと雨が降らなくなって来ましたね。まさに乾季、リゾート気分ですね〜。
リゾート気分に関しては最高な季節なのですが…一応乾季なので、髪の毛が乾燥して “パッサァ~”、“フッワァ~”ってなりませんか?

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この時期、お客さまからよく「毛先とかパサパサなんだけど、どーしたらいいの?」という質問をされます。
では、まずはその原因から説明していきましょう。

①ドライヤーが原因である場合。シャンプー後は、ワーっと全体を早く乾かしたい気持があると思いますが、それだとキューティクルが開いてしまい、パサつき、広がりにつながります。
この場合、ドライヤーをあて、ある程度乾いたら、手を使って表面を強めになでてあげながら乾かしたり、冷風にして毛先の毛の束を優しく握りながら、熱で開いたキューティクルを、冷風で閉じさせるように乾かしてください。

② “パッサァ~” の原因は乾燥です。まずキューティクルが開き、毛先は少し裂けたようになる。いわゆるパサつき。

③ “フッワァ~” の原因は乾燥での広がりからのヘアスタイルの膨張です。これは水分量が減り、静電気が発生してることが多いです。乾燥タイプの膨張。

②と③の解決策で有効なのが、洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)の使用です。洗い流さない分、成分が残るので、乾季には特に有効です。

この洗い流さないトリートメントを大きく分けると、“クリームタイプ”と“オイルタイプ”の2種類があります。

<クリームタイプ>
●髪の毛の表面に栄養・油分を補給します。適度にシリコンも入っていますので、静電気も防いでくれます。

クリームタイプは多くの有効成分を入れることができます。値段や物によるのですが、保湿油、セラミド、ビタミン、シリコンなどいろんなものが入ってることが多く、万能型です。
また、軽いタイプ、ノーマル、しっとり重い、等いろいろな種類があります(^^)

<オイルタイプ>
●主に保湿油、ツヤ出し油、手触り感増進油…と、基本的にオイルだけですが、商品によってはシリコン等がはいっている場合があります。

こちらのメリットは、髪に油分の足りない人が、集中的に乾燥してる毛にオイルを付けられる点です。油分がなくパサつく方には結構おすすめです。
ただし、重すぎるオイルトリートメントの場合、元々髪のボリュームが少ない方には、さらなるボリュームダウンにつながるので注意してください。

髪にボリュームがあって、「抑えたい!」という方には、しっとり系のクリームや、重めのオイルトリートメントがおすすめです。
毛が細くパサっとしてハネてしまう方には、軽いクリームタイプや、軽めで、ツヤだけがいい感じに出るオイルトリートメントがおすすめです。

ちなみに、URU SALONで取り扱っている洗い流さないトリートメントは、この3種類です。

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(A)(B)2つはクリームタイプです。(A)がしっとりタイプ、(B)が軽いタイプのトリートメントになります。
(C)がオイルタイプで、質感の軽いオイルトリートメントになります。
自分の髪にはどれが合うのかわからない…という方は、スタイリストに遠慮なくご相談くださいね。

皆さんも、自分に合ったトリートメントで、乾季を艶やかにのりきってください!

【髪バナ No.19】トリートメントのおはなし

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今回は、トリートメントの種類について書きたいと思います。タイの日系美容室で、複数のトリートメントメニューを取り揃えているところも多いと思いますが、明確な説明がなく、「とりあえず価格が高い方が、よりダメージ補修効果も持続性もあるのかな」と、ご自分で判断されているお客さまもいらっしゃるかもしれません。しかし、トリートメントは単にダメージを補修するためだけのものではありませんので、髪質や髪ダメージの種類だけでなく、パーマやカラーをしているか、アイロンを毎日使用しているかなどの日々の習慣等も加味した上で、美容師さんと相談しながら選ぶのがおすすめです。
また、トリートメントには、カラーの発色をよくしたり、パーマの持ちをよくしたりという特徴もありますので、カラーやパーマなどと一緒に施術することで、薬剤によるダメージを軽減させる以上の効果が期待されます。
そこで、タイの日系サロンで主に施術されている(と思われる)5種類のトリートメントについて、その特徴を紹介しますね。

(A) ヒートケアトリートメント
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熱系ダメージによく効く、ヒートプロテイン配合のトリートメントです。アイロンやデジタルパーマで硬くなった髪のキシみを、指通りよくやわらかにします。

(B) 内部補修トリートメント
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ダメージ髪を内部から徹底的にケアするトリートメントです。補修成分が髪内部に入ることで、髪の重みが出てしっとり「ストン!!」とした仕上がりに。

(C) 毛髪保護皮膜トリートメント
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さらっと、しっとりした軽い仕上がりで指通りが非常によいです。ダメージ補修よりも指どおりを優先させたい方向け。


(D) 加水分解コラーゲントリートメント

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細い髪の方向きの、徹底した水分補給で潤いが続くトリートメント。保水力が髪の色やみずみずしい質感を持続。潤いながらもベタ付かないのが特徴。

(E) 液晶乳化トリートメント
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スキンケア発想に基づき保湿成分をたっぷりと配合したトリートメントが艶と弾力のあふれた髪に。重くならないので、パーマ毛などにも使いやすいです。

【髪バナ No.4】トリートメントのお話

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今回は、お客さまによく質問されるURU SALONのトリートメントについてお話ししたいと思います!
URU SALONには カットやカラー、パーマのついでに手軽にできるトリートメントから、髪の奥深くにしっかりと栄養を届ける深刻なダメージヘア用トリートメントまで、お客さまの髪に合せた施術をさせていただいています。 “髪に合せた” というのは具体的にどのようなものなのか、と疑問に思われている方が結構いらっしゃるので、ダメージによってトリートメントをどう変えているのか、仕上がりはどう違うのか、例を挙げて説明しますね。

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カラーによるダメージがあるのと、外出時の紫外線で毛先のキューティクルが剥がれやすくなっています。まずトリートメントで髪の中の脂分を補うことで内部から潤いを出し、そして髪の手触りをよくするために髪の表面に疑似キューティクルを作り、指通りをよくしました。髪一本一本をコーティングするので、栄養はたっぷり入っているんですが、仕上がりはサラッとなります!

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ハイトーンのカラーによるダメージがあるのと、カットの際、毛先を中心に軽くしてあるので毛先がパサつきやすくなっています。トリートメントは、しっとりとまとまるタイプのものを使用して、より多くの水分を髪に閉じこめることで内部から髪を補修し、さらに表面のキューティクル結合を補強することでしっとりとした質感に仕上げました。髪に弾力とハリがでるので、クセも納まります!

【髪バナ No.2】髪のダメージとCMCについて

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第2回目の今回は、髪のダメージについてお話させていただきます。
ダメージヘアは、特に女性の方のお悩みの一つだと思います。髪を一度も染めたこともパーマをかけたこともない方は別ですが、1度でもそういった薬剤での施術を行うと、髪に少なからずダメージを与えてしまうことになります。髪がダメージを受けるということはどういうことか、まずはそこから簡単に説明しましょう。

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私たちの髪は、タンパク質85%・水分11〜13%・脂分3〜5%の割合でできています。このバランスが崩れるとダメージヘアになってしまうのです。髪の外側を覆っている部分をキューティクルといいますが、カラー施術の場合は、薬剤によりこちらのキューティクルが開いた状態になり、髪の内部の脂分であるCMC※1などが流れ出てしまうことでバランスを崩してしまいます。パーマ施術の場合は、薬剤によって、髪の内部のタンパク質を減少させてしまうことでバランスを崩します。

ダメージを受けた髪を救う方法としてトリートメントがありますが、今までのトリートメントはタンパク質のみ補うものがほとんどで、それだけでは髪の内部の成分バランスが戻らず、健康な髪を維持するのは難しいことでした。しかし、最近はCMCも一緒に補完することのできるトリートメントが登場し、薬剤を使った施術を受けながらも、理想的な美髪を維持できるようになりました。ヘア剤の進歩ってすごいですね!
ちなみに、CMCの欠落した髪は、カラーをした場合は、発色の低下、染まりムラや色持ちの低下を引き起こし、パーマをしてもカールが出にくかったり、カールがだれてしまいます。髪質は、乾燥してパサつき、弾力やツヤの低下、指通りの悪化を引き起こしてしまいます。
URU SALONでは、「常にCMC補給!」をモットーに、トリートメント以外の施術の際も、常に髪にCMCを補完しながらカラーやパーマなどの薬剤を使用しています。そうすることで、仕上がりの指通りが全然変わってくるんですよ。

今回は髪のダメージと“CMCの補完” という新しいケア方法をご紹介しました。美しい髪は内部から。じっくりケアしましょう!