【髪バナ No.14】ストレートパーマの失敗例
前回まで、2度にわたって髪にやさしいストレートアイロン、ヘアビューロンについてお話ししました。ここのところ、URU SALON でもストレートパーマのお客さまが増えていますので、今回は、よくあるストレートパーマの失敗例についてお話しします。
サロンには、他店で失敗してしまったストレートパーマをなんとかして欲しいとご来店される方もいらっしゃいます。一番多いのが、すでにカラーやパーマで傷んでしまっている状態の髪に、強すぎる薬剤を使用したストレートパーマをかけてしまったことにより、髪が傷んでチリチリになってしまったお客さまです。
これは髪の内部が完全に破壊されている状態なので、こうなってしまうと、切る以外に解決策がありません…。ストレート用の薬剤は強いので、扱いを間違えると、このように髪を台無しにしてしまう恐れがあるのです。また別の例として、ストレート薬剤の1剤が根元についてしまったことで(通常、根元にはつけません)、髪が根元から折れて、その部分から髪が切れてしまう…という失敗例や、1剤をつけたところに2剤がうまくつかないと、1剤しかついてない部分が同じく切れてしまうこともあります。
薬剤以外では、アイロンで髪を伸ばす際の失敗があります。半乾きの状態でアイロンをしてしまったり、まっすぐにしようと強く引っぱりすぎることで、髪に深刻なダメージを与えてしまうのです。こちらも、元に戻すことができませんのでご注意ください…。
失敗してもなんとかなる例として、縮毛矯正などで髪がシャキンと真っ直ぐになりすぎて不自然になってしまった場合や、髪が乾燥しすぎてパサパサになって広がってしまった場合です。前者は、カット技術をもって対応できますし、後者はカウンセリングの後に、髪の状態に合せたトリートメントを施術することで対応できます。
ストレートパーマは強い薬剤を使うデリケートな施術ですので、信頼できるスタイリストさんにお任せしてくださいね。