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arche+ 10月号【髪バナ 04】

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なぎさ この前URU SALONのウェブサイトを見ていて、「髪をなるべく傷めないように、カットするときのハサミの角度もきちんと考えています…」的な一文があったのが気になりました。それって、髪型の仕上がり具合に影響してくるもんなんですか?
布施 ウチのサイト見ていただいたんですね。どうもありがとうございます。
さてハサミの角度の話ですが、髪の栄養分は髪の内部に閉じ込められているので、単純にハサミで切ったときの髪の毛の切断面が大きければ大きい程、栄養や水分が逃げやすくなってしまうことになります。ハサミを入れる角度がバラバラだと、髪を傷める原因になってしまうんですね。

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キリ なるほど。毛1本ずつに対してきちんと垂直にハサミを入れれば栄養が逃げにくくなるということですね。だったら、斜めにハサミを入れる美容師さんは上手じゃないってことになりますか?
布施 いえいえ、わたしたちはやっていないだけで、この切り方もちゃんとテクニックとして使う場合があります。毛先が細くなるので、直毛剛毛さんの髪にふんわりと柔らかい動きを出す場合などに使うこともあるんです。傷むのはわかっていて、それでもこのカット方法がいいというお客さまもいらっしゃるくらいです。傷むというだけで、悪いテクニックなのではありません。
なぎさ 髪に柔らかい動きを…となると、すきバサミを使ったカットもありますよね?
布施 そうですね。すきバサミは、髪全体に入れてボリューム調整をしたり、毛先に入れて髪型に動きを出したりと、とても便利です。ただ、髪型のどこにどういう動きを出したいかをきちんと考えてハサミを入れないと、スカスカの髪型になったり、髪が変な方向にはねたり、頭頂部の“アホ毛”が出たりします。また、時間が経って髪が伸びたときに変なところにボリュームがきてしまったり…ということにもなります。
なぎさ すきバサミって、簡単にサクサク入れてるようで、結構難しいんですね。
キリ そういえば、わたしが初めてURU SALONに通い始めた頃、スカスカのどうしようもない髪型でしたね… (笑)
布施 そういうお客さまが来られると、カットラインを整えて髪型調整をするのですが、それだけで印象がぐんと変わるので、驚かれる方も結構いらっしゃいます。1回で整う方もいれば、キリさんのように少しずつ伸ばしながら何回か来店していただいて調整していくようなお客さまもいらっしゃいますね。

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キリ ところで、前髪を自分で切ると、どの美容師さんにも絶対「前髪セルフカットですか?」ってバレるんですけど、これって先程の毛の断面云々に関係ありますか?
布施 あります(笑)。プロのハサミのようにスパッと切れるわけではないので、毛の断面がガタガタしていたり、ボリュームを調整するためのすきバサミが適当にざくざく入っていたり…。前髪のカットって実は繊細で、プロでも難しいんですよ。
なぎさ プロ用のハサミは、切れ味が全然違うんでしょうね。
布施 日本刀と同じ素材の刃がついていますよ。刀を持って仕事をしてるようなもんです。
キリ おぉ…サムライのようですなぁ。

 

(バンコク スクンビット・トンローエリアの日系美容院美容室ヘアサロン URU SALON)