コンディショナーとトリートメントの効果的な使い方
リンス、コンディショナー、トリートメントについてはお客さまにもよく聞かれることなので、この辺で簡単に説明しておこうと思います。
まず、リンスについて。皆さまも昔よく使われていたと思います。ほとんどのシャンプーが皮脂を落とすためにアルカリ性になっていたので、シャンプーした後にゴワゴワ・キシキシしてしまうのを、酸性のリンスでアルカリ性→弱酸性に傾け、指通りをよくする役目がありました。しかし、最近のシャンプーは弱酸性…リンスの出番はもうほぼ無くなってしまったんですね。最近、「リンス」という単語を耳にしないのはそういう理由なのでした。
そこで出てきたのがコンディショナーです!
髪のコンディションを整えるので、“コンディショナー”なのですが、髪の表面をコートしてキューティクルを守る、静電気の発生を抑えて摩擦から保護する、シャンプーで落ちた油分を少し補給する…これで手触り、指通りをよくする役目を果たします。
使い方は、コンディショナーもリンスも髪の毛につけます。よく頭皮に付けていたりする方がいるのですが、あれはNGです!皮脂が毛穴に詰まったり雑菌が増えやすくなります。痒み、フケ、薄毛(!)の原因になりやすいのです。
また、「しっとりした感じを残したいのですすぎはサッと!」もNGです。中間から毛先のパサつき安い部分につけて、しっかり流してください!
また、コンディショナーはつけた状態で長くおいても効果があまり得られません (T_T) つけたら、指を何度か通してすぐに流してください。
最後にトリートメントについてです。
トリートメントは内部補修効果に優れていて、髪の主成分であるタンパク質をしっかり補給してくれるものです。
シャンプーの後、普段はコンディショナーで表面のコーティングをしつつ、ダメージや指どおりが気になるときは、3日に一度くらいのペースで内部補修のトリートメントをしていく…という風にお使いください。トリートメントとコンディショナーを1度に両方使うのもありです。トリートメントで内部に栄養を入れた後、コンディショナーで栄養を閉じ込めキューティクルを保護すると効果が長持ちします。
イメージ的には、怪我 (キューティクルが損傷、髪の栄養がどんどん抜けてしまっている)したら軟膏や、傷薬 (トリートメント) をして怪我の治療をして、ガーゼ、油紙、包帯 (コンディショナー、リンス) で覆ってあげるという感じです。…解りにくかったらすみません (^ ^;)