布施のウズベキスタン旅行記①
またまた、美容室や髪のこととは関係のないネタになってしまいますが…
ウズベキスタンというキーワードが皆さんの関心を引いたようですので、この辺でスタイリストの布施がソンクラン期間中に旅したウズベキスタンのことを書いてみようと思います。
ウズベキスタンと聞いても「どこ?」と思ってしまう方が少なくないのではないでしょうか。ざっくりと説明すると、場所はユーラシア大陸の中央、海がなく、シルクロードの中継点として栄えたところです。旧ソビエト連邦の共和国で言語はロシア語とウズベク語、イスラム教の国です。
私も知らなかったのですが、バンコクからはウズベキスタン航空が週に2便飛んでいるので直行便で6時間で行けて便利です!ビザは、ウィタユ通りのウズベキスタン領事館でとれます。特急発行ビザでも通常発行ビザでも日本人は一律で600バーツでした。
今回、1週間程しかなかったので、バンコク→タシケント(首都) で、そのまま国内線に乗り換えて砂漠のオアシス都市ヒヴァまで一気に飛び、そこから電車を使ってサマルカンド、最終日にタシケントへと戻ってくるコースにしました。
ということでまずはヒヴァの観光から…
ヒヴァは土壁の城壁に囲まれた小さな旧市街が世界遺産に登録されており、観光や宿泊はこの旧市街が中心になります。今まで数多くの世界遺産を見てきましたが、ここの雰囲気は特別に思えました。というのも、砂漠のオアシス都市としてシルクロードを行き交う商人達でにぎわった昔から、この城壁の中は人々の生活の場でしたが、それが今も変わらぬ形であり続けているので、何というか “世界遺産感” がありません。どちらかというと “古くからの生活の場、そのもの” といった感じです。その飾らない、世界遺産だからといって過剰に保護しすぎていない感じがとても良かったです。旧市街を歩いていると、ものすごい昔にタイムスリップしてしまったような錯覚に陥ります。こんな美しい街で人々は今も遺跡と寄り添いながらシンプルに、ゆっくりと生活しています。
ウズベキスタンの人はとても親切で人なつこいです。観光客自体が少ない国なので、街を歩いているだけでガン見されますが…(好奇の目で。嫌な感じはしませんよ)。特にヒヴァの子供達は日本人を見ると「こんにちは!」と日本語で声を掛けてきます。本当にかわいい!
ヒヴァ観光は旧市街に宿泊するのがオススメです。旧市街は1日もあれば回れますが、観光したり、カフェでぼーっとしたりと最低でも2日は滞在すると、ヒヴァの空気がより感じられると思います。ガイドブックで取上げられていないようなモスク跡や建物でも、探検してみると素敵なものが沢山見つかります。
ウズベキスタンの食事はどれも美味しかったです。個人的には羊の脂に胃をやられそうになりましたが、それ以外は何を食べても美味でした。日本人旅行者はツアーの年配さんがほとんどでしたが、そういう方にも抵抗なく受け入れられているようでした。そういう面でも、日本人には旅行がしやすい国ですね。ウズベキスタンの方は皆家で食事するのでレストランがあまり充実していませんが、ホテルで食べられるところも多く、私たちも何度か滞在先のホテルで用意してもらいました。
たまたま知り合った、青年海外協力隊でヒヴァに滞在している日本人の女性に勧めていただいた、ヒヴァでこの時期にしか食べられない“シュヴィト・オシュ”という緑色の麺料理など、ガイドブックを指差しながら「これが食べたい」とリクエストもできます。
夜の旧市街は土壁の建物がライトアップされて幻想的な雰囲気になるので、夕食後は少し街歩きをすると楽しいですよ。ただし、外食習慣のあまりない人達なので、夜外を出歩く人はほとんどいませんが(出歩いているのはほとんど観光客でした)、治安はよいので危険な感じは全くありませんでした、街灯自体が少ないので、夜は本当に真っ暗になります。
文章が長くなってきましたね…。ヒヴァの魅力はまだまだ語り尽くせませんが、続きは旅行記②へ