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シャンプーの成分について

このところ、年末年始のバカンスで海に行き、髪の毛を少し傷めてしまったお客さまが結構来店されています。
やはり、ダメージは極力防ぎたいですよね…
今日は、意外と知られていない「シャンプーからのダメージ」についてお話をしたいと思います。

「え?シャンプーって髪を傷めるの!?」と驚かれた方も少なくないのでは…?
でも、残念ながら、答えはYESなのです。

① 頭皮を洗いながら髪を傷めてしまうシャンプー。(価格の安いシャンプー)
② 頭皮を洗いながら髪をケアできるシャンプー。(価格の高いシャンプー)
シャンプーをざっくり2つに分けるとこうなります。

では、①の「頭皮を洗いながら髪を傷めてしまうシャンプー」とはどういったシャンプーを指すか?というと、実際のところ、スーパーやドラッグストアなどで売られている大手ブランドの一般的なシャンプーのほとんどがそうです。その中でも特に「あ、このシャンプー安い!」と思うシャンプーは、確実に髪をダメージさせます。

気をつけてほしいのがタイ産のシャンプーです。本当にきちんと探せば、タイ産シャンプーの中にも良いシャンプーはあると思います。
…が、スーパーで売られているシャンプーは、ダメージした毛をさらに傷めてしまうものが多いんです…

こちらは、タイで人気のオーガニックシャンプーのラベルです。
成分表の水(water)の次に書いてある、この赤い矢印の “Sodium Lauryl Ether Sulfate” というのが、ジャンプーの主な成分です。この成分は、シャンプーの主成分である “界面活性剤” の一種で、多くのタイ産シャンプーの主成分となっています。

恐らく、タイの人の髪の毛が日本人に比べて強いのと、シャンプーを毎日しない人も多いため、洗浄能力が高く、皮脂膜をガッツリ洗い落とす、この成分を配合しているのだと思われます。
この成分がメインのシャンプーでしっかり髪の毛を洗うと、「髪の毛全体の約100本分」のタンパク質が流失する(!)といわれているくらい、とても洗浄能力が高いです。

髪のため、体のため、を考えて「オーガニック」製品を使いたいと考えていらっしゃる方がこのシャンプーを購入されています。
このシャンプーは、オーガニックを謳っています。もちろんオーガニックの植物系のものが1つの成分として入っています。
しかしシャンプーの主は泡。
泡成分の “界面活性剤” 自体が頭皮と髪の毛の健康を担っているのです。

では、②の「頭皮を洗いながら髪をケアできるシャンプー」とはどういうものでしょうか。
これは、単純に美容室で売られているシャンプーとお考えください。
「結局、店の商品の宣伝じゃないか!」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、…違うんです!
シャンプーに関しては、配合成分の質がそのまま価格に反映されている商品だとお考えください。やはり髪に良いシャンプーは、生産メーカーの研究費、材料代がかかってしまうのです。

「髪の病院」というコンセプトを掲げさせていただいているURU SALONで販売しているシャンプーも、値段は安くはないです。(きっぱりと言います!)
例えば、硬水でも泡立ちがよく、髪に栄養与えながら、カラーの色味をキープしてくれる キャラデコシャンプー は、200ml で700バーツ(2400円くらい)です。
この成分、この洗い上がりでこの値段だと、僕的にはナイスコストパフォーマンスだと思います。

髪が短く、丈夫で、髪のダメージを特に心配されていない方にはそこまでの高いシャンプーを使う必要はないと思います。(実際、体を洗うついでに石鹸で洗ってる!という男性もいらっしゃいますしね)
ただ、本当に髪のダメージや抜け毛で悩んでいらっしゃる方には、ぜひ一度サロンのシャンプーをお使いいただきたいです。
シャンプーの種類も沢山ありますので、自分の髪にはどのシャンプーが合うか、担当の美容師さんにお気軽にご相談くださいね。