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【髪バナ No.33】セットがうまくできないのはなぜ?

No.33  セットがうまくできないのはなぜ?
(arche+ 11月号 掲載のコラム 『髪バナ』より)

今回は、自宅での髪のセットについて書いてみたいと思います。
URU SALONでもよく聞くお客さまの声に、「サロンで美容師さんにセットしてもらうとキレイに決まるのに、自分では再現できない」というのがあります。この理由は何でしょうか?「それは、美容師さんがプロだからでしょ!」とお考えの方が多いように思います。でも、これは間違いで、原因は『髪の乾かし方』にあるのです。ですから、この乾かし方さえ学べば、ご自宅でもサロン帰りのようなセットができるようになりますよ! 必要な道具はドライヤーとブラシです。

1.髪を根元から完全に乾かす
様々な髪質の方がいらっしゃいますが、髪を乾かす上での 基本は、 最初に髪の根元を乾かすことです。根元を乾かすようにドライヤーをあてると、毛先も自然と乾きます。毛先の方が先に乾いてしまった状態で根元を乾かすと、髪が乾きすぎてパサパサになってしまいます。また、ボリュームが出やすい人、癖があって膨らむ人は、不自然に引っ張りながら乾かすことをしがちですが、まずは自然に乾かしましょう。

2.髪を根元から立ち上げる
根元部分が乾いたら、ドライヤーの風を根元にあてながら、ブラシで毛の向きに逆らうように髪を梳かしていきます。そうすると、髪が毛穴から自然に立ち上がります。イメージ的には毛が地肌と垂直になるように起こしてあげる感じです。この時、髪の量が多い人などは髪がボワッと膨らんでしまいますが、気にしないでください。

3.毛先の方をブローして全体を整える
これで、生え際の癖が取れ、前髪にも自然な立ち上がりがつきます。その後は、髪をまとめるように毛先を軽くブローし、アイロンやワックスでスタイリングをすればサロン帰りのような髪になります。
また、面倒くさがり屋さんや、ショートカットの方は、下を向きながらドライヤーをあてることで、12のステップを同時に行うことができますよ!

12が終わった状態で寝て、3は朝起きてからでも大丈夫です。根元を完全に乾かし、毛を立ち上がらせた状態にしておくのが重要です。