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【髪バナ 05】パーマとデジタルパーマ

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なぎさ URU SALONに来られるお客さんって、やっぱり髪に何かしらの悩みをもっている方が多いですか?
山田 大まかに言うと半分半分でしょうか。悩みをおもちのお客さま半分、そうでないお客さまと、特に悩みはないけれど髪はできるだけ傷つけたくないというお客さまで半分という感じです。
キリ どんな悩みが多いんですか?
山田 う〜ん…いろいろですね。最近特に多いと感じるのが、デジタルパーマで髪がひどく傷んでしまって、どうすればよいかわからない、というお客さまでしょうか。
キリ やっぱり、デジタルパーマって髪によくないんですか?
山田 一概には言えません。デジタルパーマにも普通のパーマにも、それぞれ長所短所がありますからね。両者の違いをひとことで言うと、普通のパーマは薬剤だけで髪をクセづけるのに対し、デジタルパーマは薬剤と熱で髪をクセづけます。そういう点で比べると、薬剤で髪を弱らせた上に高熱をかけるわけですからデジタルパーマの方が髪を傷つけてしまいます。また、普通のパーマは、濡れた状態のときに最もパーマがキツくでて、乾かすとパーマがのびてユルくなるのに対し、デジタルパーマは髪が乾いた状態ときに最もパーマがキツくでます。

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山田 では、それぞれの長所短所を簡単にまとめてみると…

<デジタルパーマ>

(長所) 乾いた状態のときにカールがきれいに出るので、スタイリングが簡単。よくある、「美容院でセットしてもらった時はキレイになったのに、家で自分で再現できない」ということにはなりにくい。
(短所) 髪を傷める。髪を巻くロットの種類が少ないので、作れる髪型に制限がある。カールがキツくしっかりかかるので、髪をスタイリングする時のアレンジがききづらい。

<普通のパーマ>

(長所) カールを強くしたり弱くしたり、スタイリングで遊べる。髪を巻くロットの大きさも様々なので、作れる髪型に制限がない。最近は、薬剤の改良がすすんでいるので髪をあまり傷めずにカールがつけられるようになった。
(短所) きちんとスタイリングしないと髪型が作れない。デジタルパーマに比べてカールの持ちがよくない。

——という感じになります。
キリ 私のような面倒くさがりのズボラ人間にはデジタルパーマは良さげかも。やっぱり、デジタルパーマの方がカールの持ちはいいんですね。
山田 デジタルパーマは通常5〜6ヵ月持つといわれています。逆に普通のパーマは2〜3ヵ月おきにかけ直す必要があります。しかし、頻度の高さを差し引いても髪に優しいのは断然普通のパーマの方ですよ。
キリ う〜ん。髪が傷むのは絶対嫌だなぁ。
山田 ちなみに、URU SALONにはデジタルパーマはありません。自分たちの技術力をフルに活かして“普通のパーマで髪に優しく且つ、デジタルパーマのようにスタイリングしやすいヘアスタイル”を作るよう努力しています。普通のパーマだと、今流行のくせ毛風のゆるいカールからアフロヘアまでスタイルが無限に作れますしね。
なぎさ 普通のパーマの方は、良くも悪くも、美容師さんの腕次第で何とでもなるってことですね。わたしはこっち派だな。